AMD,CPUとGPUの深い連携を可能にする新要素

<a href="http://www.rmtyuki.com/">rmt</a> 日本時間2013年10月22日13:01,AMDは,同社が推進する「HSA」(Heterogeneous System Architecture)の新要素「hQ」を発表した。AMDは4月30日に,HSAで対応する新技術として「hUMA」(Heterogeneous Unified Memory Architecture)の概要を発表しているが(関連記事),今回のhQはそれに続くものとなる。 今回4Gamerでは,アジア太平洋地域の報道関係者を対象とした事前電話会議に参加できたので,その内容を踏まえつつ,「hQとは何か」を紹介してみたい。 「異種混合」を真の意味で実現するためのhQは ユーザーモードからGPUスレッドをディスパッチする <a href="http://www.rmtyuki.com/">rmt yuki</a> Kaveri(開発コードネーム) hQは「Heterogeneous Queueing」(ヘテロジニアスキューイング)の略で,ざっくりまとめるならば「CPUとGPUの間にあった高いハードルを下げる仕組み」なのだが,その具体的な話をする前にまずは,「なぜAMDはHSAにhQという仕組みを取り入れる必要があるのか」という話をしておきたい。 <a href="http://www.rmtyuki.com/rmtgame/archeage.html">法人RMT業者 アーキエイジ</a> アーキエイジ GPUはディスプレイコントローラの一種として登場した経緯があり,依然としてOSの管理下にある。そして言うまでもないことだが,ディスプレイには複数のアプリケーションから,表示データが出力されてくる。したがって,“誰か”がそれらを調停しなければならない。 また,「ユーザーアプリケーションがハードウェアへ好き勝手にアクセスすると,アプリケーションの互換性を保証できず,セキュリティも脅かされるため,GPUを含むハードウェアに対するアクセスはOSの管理下に置くべきだ」という,OS設計上のポリシーもある。その結果として,アプリケーションはGPUに直接はアクセスできず,OSのAPI(Application Program Interface,命令や関数をまとめたもの)を通じて,グラフィックスドライバ(以下,デバイスドライバ)経由でGPUを操作する仕組みが採用されている。